バーベキューというと、楽しいことばかりではありません。うっかりとしたことで、火事などが起こってしまいます。そういったことに気をつけたい方へ、何が原因となっているのかということについて紹介してみたいと思います。そして、筆者がやっている対策についても書いてみたいと思います。バーベキューの後に火事になってしまっては、最悪の場合はあなたが命を失ってしまうことがあります。楽しくやるためにはどうすればいいかということを、最後まで確認してみてください。
バーベキューの火事の原因は色々ある
■消しきれていない炭火
一番多い原因としては、消しきれていない炭火によるものです。表面だけ水をかけてそのまま放置している方も多いのではないでしょうか。思った以上に炭火は熱く、軽く水をかけただけでは表面に水分がついて蒸発しているだけになります。それだけに1つ1つ炭は火ばさみなどでつかんで、バケツにはった水の中に突っ込む方が確実性はあります。それでも、危険な場合がありますので、しばらくはしっかりと見守れるようにしておきましょう。火事というのは思った以上に広がるのが早いです。
■山で放置してしまう
山でバーベキューということもありますが、それが原因で火事になることもあります。残り火をそのまま地面にばら撒いて帰ったとしましょう。しかしながら、炭火はそれでもついております。その場で燃焼しきれば問題は無いのですが、風が吹いてコロコロと残り火が転がって、木々に突っ込んで引火してしまうこともあります。意外とこれは想像もしない方が多いですが、山の中こそかなり気をつけておくべきです。少し、しんどい思いをしてでも水は運んでおいた方が良いです。
■一酸化炭素中毒で逃げ遅れる
バーベキューをしているとき火事になるのは意外な原因があります。実はバーベキューをしているときに、一酸化炭素というものは少なからず出ています。その周囲の濃度が高いまま吸引すると、次第に吐き気などが出てきます。最悪四肢が動かなくなることもあり、それで燃え盛る火を見ながら、そこで一生を終えてしまうことになります。最悪のパターンなので、こちらは室内バーベキューをする方は気をつけておいてください。筆者は、家事を考えると勇気が出ないのでやりません。
■自宅の家具に引火
室内でバーベキューをするときに、ちょっと飲み物を取りにいこう、そんな時間がまずかったりします。バーベキューの火というのは、一定ではないので、火が思っても見ない方向に向かいます。周囲の毛布とかに引火してしまうとかなり大変なことになります。こういった引火する危険性のあるものというのは、バーベキューでは周囲にいくらでもあります。火事は神経質なくらいに気をつけてください。できれば、室内で安全にやれていた方でも消化器を持っておくか、室外でやるようにしましょう。
■服に引火
これは火事の原因としてはあまりないですが、ありえない話ではありません。例えば自宅の庭で気楽な服装でバーベキューをすることもあるかもしれません。むしろ、それが醍醐味ですが、燃えやすいような素材であればかなり危険です。そこに引火してしまう可能性もありますので、気をつけておきましょう。また、脱ぎ捨てるのにも苦労したりします。一度燃えてしまうと溶けたチーズかのように体にはりつき、やっとの思いで体から引き剥がしても、その火はまだ続いているので、最悪は火事になることがあります。
■ガスボンベが爆発
バーベキューというと何も炭火だけではありません。一番まずいのは、バーベキューコンロを横に並べて連結して、鉄板をおいているときなどです。これは、学生がやってしまうことかもしれません。そして、サイズもあっていないだけに、いつの間にかガスボンベ部分が暖まってしまいます。そのまま、破裂して火事になってしまうことも実例として、バーベキューではないものの、実際にありました。特にバーベキュー後もそのまま火をつけたままにしているかもしれませんが、極力早めに消すようにして、しっかりと正式な使い方をしてください。
■遠赤外線による影響
バーベキューで最も恐ろしい存在になります。バーベキューは見た目は火が出ていますが、それ以外の熱も発生しております。遠赤外線で、これは風に影響されないのです。それだけに、思っても見ない方向に引火してしまうこともあり、周囲に燃えやすいものがないかだけはチェックしておきましょう。そして、極力その場からそれらの物を全て退避させてください。理想は、バーベキューの道具以外無いくらいは片付けておくことです。それくらいは重要だったりします。
■着火剤で遊んでいた
これは学生あたりがお調子でやりそうなことですが、着火剤で遊んでいて火事に近いぼや騒ぎになってしまった事例もあります。原因として、知られてしまうとそれこそ、その周囲に住めなくなるくらいは冷たい視線を浴びせられることもあるかもしれません。元々、入っている成分もそれなりに危険なので、なるべくお調子でも持たないようにしましょう。メチルアルコールが入っていることもあり、すでに義務教育をしっかり受けた方はこれが、どれだけ危険なものであるかというのは説明するまでもないはずです。
■ホルモン焼きすぎ問題
ジョークのように思えますが、バーベキューというのはホルモンなどを焼くこともあるかもしれません。その時、一気に脂が落ちて、かなり火が上がることがあります。これが室内であれば、もうどれだけまずいことは想像にたやすいかもしれません。そもそも、火の真上で焼くものでもありません。だからこそ、バーベキューの残り火どころか、こういった焼くものにも気をつけておく必要があります。なるべくコンロの周りに見張っておけるような人を絶対に置いてください。
■燃料の投下
バーベキューでびっくりすることに、ガソリンなどをまく人が居ます。ジョークのように思えますが、農家の方などで火事などを考えない方は、やってしまう事例があります。そして、実際に火事になったことがありますが、かなりまずいことになります。軽い考えで見ていると、ガソリンなどは本当に危険です。こういったものには、しっかりと気をつけておきましょう。そもそも、体に良いものでもないので、めんどくさがらずに普通に火をおこしてください。個人の話になりますが、こういったことを昔からやっていた方が実は筆者の近所にいました。ニュースになるレベルで、自宅を燃焼させたようです。
■むしろ副次的なもの
バーベキューというとひと夏の思い出にということで、花火をすることもあるかもしれません。こういったことが原因になることもあります。しっかりと使って良い地域かどうかは確認しておきましょう。禁止になっている場所はもちろんやらないでください。やってはいけないなりの原因が騒音以外にもあります。これは、学生の方は気をつけておいた方が良いです。
バーベキューの残り火の火事で子供が亡くなる事故も
最後にこれだけはお伝えしておきたいことがあります。すでに色々なサイトで過去にニュースでも取り上げられましたが、バーベキューなどをして、家で火事が起こったことがあります。残り火が原因だったのではないかという説もあったりします。原因は定かではないような気がするのですが、それで子供が亡くなった痛ましい事故があります。特に親子でバーベキューをするくらいの仲であれば、それくらい子供は大事にしていると思われます。それならば、残り火もそれくらい大切に処理してください。