バーベキューをこれから行う方で、ホルモンを食べる方も居ると思います。そんな時、ホルモンの焼き方を知らない方が多いので、それについて解説してみたいと思います。脂が多いだけに、実はバーベキューでホルモンを焼くというのは、様々な条件が重なって難しくなることがあると思います。この機会に是非とも、焼き方を覚えておいしくホルモンを食べてみましょう。また、実はこの方法は焼肉などでも応用できるので、これから焼きながらでもいいので試してみてください。
ちなみにですが、すでにホルモンの焼き方をバーベキューで心得ている方は、下の写真を見れば一発でおかしいことに気づきます。分からないのであれば、この記事は読む価値はあります。
バーベキューでのホルモンの焼き方
■においが苦手なら小麦粉で洗う
まず、ホルモンといってもバーベキューでは臭みのあるタイプにあたってしまうこともあるかもしれません。もしくは、パッケージから取り出して臭みがすでに発生しているような場合があります。そういったときは小麦粉と水でしっかりと洗ってください。もみながらぬめりを取るように、洗って水気をしっかりと切りましょう。そして、ホルモンは何といっても油が大事です。水分がついていると、おいしくないのでしっかりと水気を取っておきましょう。キッチンペーパーがこういうときにはかなりおすすめです。
■まずは火の真上に置かない
いざ、ホルモンをバーベキューで焼きましょう。第一前提としては、焼き方はここができるかどうかで、おいしいかどうかが決まります。よく、炭火の真上に置いて、火力アップさせている方が居ますが、これは絶対にやめてください。確かに瞬間的な火力は上昇するのですが、表面だけ焼けて中は生焼けなんてことが発生してしまいます。それだけに、火の真上に置いている方はバーベキューでは注意してください。下手すると、食あたりをおこしてしまうこともあります。バーベキューという都合上もあり、屋外や日差しにあたっていると、良い感じに雑菌が繁殖してしまう環境ができてしまうことがあります。
■皮は下にして焼く
基本的にですが、皮は下にして焼くというのは、他のサイトでも解説されている通りなのですが、なぜそうするのかという疑問にもなると思います。慣れていない人が自宅で炒めたホルモンであれば、大抵はぶよぶよしていて歯ごたえしかなくて、ガムのようなものを食べている気分になります。おまけに、火が通っていないなんてこともあります。皮を下にして焼くことで、カリカリさせる部分をつくることができます。それに、無駄な油も流れにくいように良い感じにガードしてくれるのです。皮ではない方を下にした焼き方をしてしまうと、ホルモンのような何かを食べていることになります。
■基本的に片面をじっくり、裏面はさっと
これまた、いわれの通りなのですが基本的に片面をじっくり、裏面はさっとが焼き方の鉄則です。ただし、ホルモンという見た目の性質上はとても分かりにくいです。それだけに、通常の肉で同じような焼き方を練習してみるのもありです。「それで焼けてるの?」と思うかもしれませんが、むしろこれはバーベキューなりに慣れている方がやる方法です。これを知っているか知っていないかでも、肉に対する情熱や知識が一発で見て分かります。筆者もこの方法を知った当時は少しびっくりでした。
■分かりにくい人は野菜を並べよう
とはいえ、ホルモンも含めてバーベキューでおいしく食べるのには何かしらの目安だったりが必要かもしれません。バーベキューでホルモンはさくっと食べるのではなく、じっくりと焼いて食べるものです。それだけに野菜は炭火の真上、その周囲にホルモンを並べるようにしましょう。SNSや画像検索をしていると、やはり、ホルモンをバーベキューを焼いている方がいますが、やはりお肉の扱いが残念なように思えます。また、これは大半の場合にはお店のチラシなどには、ホルモンを被写体にしたり、燃え盛ってる中で焼きまくるといったような焼き方を実際に目にしていたりするので、そういった焼き方が当たり前であると認識してしまったのかもしれません。事実、こちらに掲載した写真も、フリー写真ではありますが、思いっきり間違った焼き方をしております。ただ、どうしても被写体の関係で真ん中にあった方が良いという意味では、撮影としては合っていると思います。それに、撮影者への批判の意図もありません。焼き方はやはり違っております。
■実はここまでのテクニックは焼肉でも使える
先ほど近いことを書きましたが、基本的にホルモンに限らず、このテクニックはバーベキューどころか焼肉でも使えるのです。さすがに豚肉は両面しっかり焼いておいた方がいいと感じておりますが、試すならば牛肉が見た目の変化も起こりやすく、分かりやすいです。よく、肉を忙しそうにひっくり返している方も居ますが、これは明らかにうまみを逃してしまっているやり方です。ジューシーな肉汁、そこに入っているうまみごと流して、香りのついた、ホルモンであった、たんぱく質が目の前に転がっているだけになります。そうなってしまわないように、心得た焼き方をしてください。
■ホルモンの生焼けには本気で注意して
さて、最後にあなたに警告です。ホルモンの生焼けには注意してください。「どう防げばいいんだよ!」と思われる方は、2番目くらいに書いたことを読めば一発です。読み返すのも面倒だと思いますので、おさらいとして遠火で焼くことです。火の真上であると、表面だけ焼けて、中は半生です。そうすると、お腹が痛くなってしまったり、最悪は便器かゴミ箱としばらくは至近距離でお友達ごっこをしなければいけなくなります。だからこそ、こういった焼き方はしっかりと行いましょう。おいしく感じられる焼き方でもあるので、マスターしてみてください。最初はどうしてもコツがつかめないので、慣れが必要かもしれません。
バーベキューでのホルモンの焼き方は分かったけど時間の目安はある?
最後にバーベキューのホルモンの焼き方については、知ったものの目安となる時間がほしいと思います。こればっかりは、その場の火加減によるとしか言えませんが、あえて書いてみるならば2分くらいです。かなり安全に焼くならば3分くらいです。筆者としては、安全に食べてもらいたいので炭になる一歩手前でも大丈夫ですが、そういった情報を求めているわけでもないと思います。後は、実際に口に運んで確認するしかありません。そして、口に運んでも焼けたかどうか心配であれば、口の中で少し味わってみて、生臭い感じであれば、焼き加減が良くないかもしれません。これまた、不思議なもので、人間というのはこういった時にあたるかあたらないかは、個人差があります。元来、こういった情報もなく、あなたの先祖は勘を活かして食べてきて、学習してきたはずです。バーベキューというと、屋外作業ですが、今回は野生の勘といいますか、本来のあるべき姿を取り戻すというくらいで、焼き方を実際に食べて勉強してみてください。また、ホルモンは食べ過ぎると、油でこれまた、トイレと仲良しこよしをしなければいけなくなりますので、食べすぎには注意です。