七輪を使い終わった後に、清潔を意識する方は水洗いをすると思います。しかしながら、七輪というのは水洗いをするものではないということをご存知でしょうか。今回はそれについて、書いてみたいと思います。そして、保管状況が悪ければ雨にさらされてしまうこともあります。雨に濡れたら実際にどうなるのかということも書いてみたいと思います。基本的には、上記のようなことになってしまっても対処方法もありますので、ドキドキしながら読む必要もありません。
七輪は火属性だから水属性に弱い
七輪を水洗いしてはいけないワケ
まず、七輪に関してですが、水洗いをしてしまうとどうなるのかというと形が崩れてしまうことになります。どのように崩れるかという写真はないのですが、筆者は一回親戚の子供と遊んでいるときの後始末で、勢いよく水をかけられたことがあります。水洗いしてはいけないことは知っていましたが、まさかこのような事態になるとは想像もしませんでした。とにかく、知らないものは仕方ないという考えなので、七輪さんはアンパンマンと同じだとよくわからない説明をして、終えました。結局、そこから数日は放置していたのですが、泥団子が雨に打たれる様子を想像していただくと、簡単にどうなるのかということはわかるかもしれません。いきなり形が崩壊することはありませんが、徐々に形が崩れてしまうことになります。今回は、運が良かったですが、場合によっては七輪を水洗いしてしまうと全体的に欠けてしまったりなんてことがあります。そういうことで、七輪を水洗いするようなことは絶対にやめてください。
七輪を水洗いではなく雨に濡れたら？
七輪を水洗いするわけでもなく、保管場所が庭だったりというケースもあります。そういうときに、運悪く雨に濡れたなんてこともありますよね。水洗いしてはいけないことを知っていたものの、軽くそういった事故もあるものです。一番のおすすめは、まずは軽くタオルなどで、表面を削らない程度に優しく拭いてください。そして、日常的に活用しているのであれば、キムタオルで一気に水分を吸収する方法もあります。しかしながら、雨に濡れたらその程度では水が吸収されているので、しばらくは使い物になりません。それだけに、なるべく雨で濡れないような場所で、保管しておきます。そして、そこに余った炭を入れてあげてください。そうすることで、炭は水をすばやく吸収するのです。さすがにタオルのようにというわけにはいきませんが、炭は水分を吸収することが出来ます。そして、1ヶ月くらいは放置しておかなければなりません。よって、七輪を使うことが多い夏などのシーズンはすでに過ぎ去ってしまうかもしれませんので、なるべく新しいものを購入しておくことをおすすめします。
七輪をどうしても水洗いしたいならばBBQコンロにするしかない
基本的に、昔からあるものなので、七輪というのは実はそこまで衛生面は考えられておりません。汚いというわけでもなく、火を使っているうちにアルコール消毒よりはるかに強力な消毒が出来ているかもしれません。ただし、見た目としてはどんどん油などで汚くなっていくことがあります。そして、そういったことが耐えられないというような方であれば、BBQコンロを利用する方が良いかもしれません。BBQコンロもそもそも、水洗いをすることはおすすめされていないタイプのもありますが、保管はある程度、雨に濡れようが、雑に扱おうが利用することは可能です。そういった意味では、ワイルドにキャンプをしたかったり、後片付けも楽にやりたいという方向けなのかもしれません。なんだかんだ、全体的な話ですが、七輪は落ち着いてゆっくりと使うものです。しかしながら、この世の中を考えてみると、それとは裏腹にとても忙しい時代になってきました。お読みの方は、まさに忙しいシーズンで昼夜問わずがんばって働いていたり、仕事をしていなくとも朝から深夜まで勉強をしている方もいるかもしれません。それくらい、技術は発展してきているのに慌しい時代となってしまいました。そういった意味では、現代に七輪は向かないのかもしれません。お手軽さだけで言うと、やはりBBQコンロが勝ってしまいます。しばらく七輪は老後の楽しみに取っておいたり、ゴールデンウィークやお盆などガッツリお休みが取れるときなどに利用するべきです。
もしくはそんな中でも余裕がある方は、壊れても良いという前提で七輪を作ってしまうのもおすすめです。作るというと面倒なように思えますが、基本的に市販の土鍋の中に炭を放り込んで網を乗せて使ってやるのです。BBQコンロを使うよりは、七輪に近いメリットを出すことが出来たり、物によっては、卓上で使えるミニ七輪のような使い方も出来ます。多少水洗いしたところで、割れたとしても易いものであれば次々と買い換えていけば良いのです。少し違った視点からやってやるのもおすすめです。身も蓋もない解決策になりましたが、筆者も時間がないときはこのような方法でやっていることもあります。意外とおすすめなので、少しお財布に余裕がある方はやってみてください。