室内で七輪を使おうと思っている方に向けて、危険な理由を説明してみたいと思います。まずは、最悪あの世に行ってしまう危険があるのはもちろんのこと、別の危険もあるのです。実際に使ってみて、やらなければ良かったと後悔してしまうことが多いです。室内でやるには他にどのような方法があるのかということも、あわせて紹介しておりますので、最後まで読んでみてください。
室内での七輪が危険な理由
まず、室内での七輪の利用につきましては、一酸化炭素中毒になってしまう可能性があります。比較的、新しい家などであれば、密閉性も昔の家に比べて、段違いです。それに、昔の家だったとしてもそれなりに危険なのです。実際に中毒症状が出てしまうと、命が失われることもありますが、奇跡的に回復することもあります。しかしながら、体のどこかが動かなくなったり、後遺症のようなものも出てしまう可能性があります。一酸化炭素というものは、案外どこにでもあるものですが、七輪で特に危険性をあげてしまうのです。また、七輪を使うということは、炭火も使うことになります。それによって、必要な室内の酸素も奪われていくこともあり、危険性が急激に上昇します。そういったところも気をつけなければなりません。
では、換気扇などを使ったら良いのかというと、そういう話でもないのです。確かに、しっかりと換気することで、そういったことは防ぐことはできますが、別問題もあります。
他の意味でも室内での七輪は危険
■まず壁紙に色がつく
色々なブログで室内で七輪を使いましたというようなことが書かれていますが、危険も同時に書かれております。なにより、そういった方があまり気を使っていないのが、壁紙です。基本的に七輪の利用を室内で行うと、序盤に火起こしが必要になります。また、火力が足りないということで脂の多いものを焼くかもしれませんが、その際に煙が大発生します。そして、電気、壁紙、周囲の書類などに色がついてしまうことがあります。全体的に着色されるので、変化には気づきにくいですが、室内での七輪の使用後に軽く拭いてみると、びっくりすることが多いです。
■周囲に灰が飛び散る
室内での七輪は、他の危険性としては灰が飛び散ることがあります。それだけでも、掃除の手間が増えるのですが、結局掃除をすればいいじゃんと思うかもしれません。それは間違っていないのですが、周囲に燃えやすいものは意外とあるのです。室内ということで、寝巻きなどで行うこともあるかもしれませんが、使っている素材によっては、2秒も経たないうちに全身が火だるまになることがあります。服を脱げば良いと思うかもしれませんが、溶けたチーズのように皮膚に張り付きます。そして、熱気が口に入り、気道をやけどしてしまうと重症になります。
■脂は思ったより飛び散る
何より、七輪を室内で使うと、危険なのは他の衣類も影響してしまいます。煙と脂は乗ってやってくるので、あらゆる衣類に七輪で焼肉をしたかのような臭いがついてしまいます。そうすると、全体的に洗濯をしないといけなくなるのも色々な意味で危険です。軽いノリで新しい家でやると、家族に大激怒されるかもしれません。それくらい、香りがすごいのです。50m離れていたとしても、こういった臭いがきてしまうのはそういったところにも理由があります。脂の影響というのは、思ったよりすごいです。
室内で七輪をどうしても危険なく使いたい場合
あらゆる危険をかかれたところで、室内で七輪を使いたいという思いもあるかもしれません。実際にそういったことが出来るようなお店もあったりして、自宅で出来ると良いです。一番おすすめできる方法としては、スキレットとガスコンロを組み合わせるやり方です。比較的、肉をおいしく食べることが出来ます。少し高級な肉でもと思っているのであれば、こちらがおすすめです。ただ、そうなると炭火ではないことがデメリットになってきます。どうしてもというような場合もあるかもしれません。そんなときには、あらかじめ庭やどこか七輪が使えるようなところで、あらかじめ焼いて自宅に持ち帰って食べるというのもおすすめです。温めなおしてもおいしさはそのままです。さらに、最近はバーベキューなどができるレンタルルームも存在しますので、時期によってはそういったところを借りるのもいいかもしれません。少しお値段は高くなってしまうかもしれませんが、室内での七輪は実現できることになります。そして、危険もさほどなく使えることが多いです。いずれにせよ、自宅の室内での七輪の利用はおすすめしておりません。どこかで、我慢しなければいけない部分もあるかもしれませんが、あなたが良いなと思った方法をお試しください。