お盆や正月のシーズンになると、大抵は帰省する方が多いと思います。さらに、結婚すれば旦那の実家に行くことがある女性は世の中に多いです。そんな中、旦那の実家に行かない嫁ということについてありかなしかというところで議論を呼んでいるようです。時代は徐々に変わってきております。嫁姑事情などは、どの時代も変わっていないように見えますが、現代から考えて、旦那の実家に行かない嫁というのはどうなのかということや、傾向などを紹介してみたいと思います。
旦那の実家に行かない嫁の心理
■つまらない
まずは旦那の実家に行かない嫁の心理的なものとして、行ってもなにもやることもなくつまらないと思っている方も多いです。それもそのはずで、旦那の実家に行ったとしても自分の家かのようにお風呂に自由に入ったり、料理をしてみたり、音楽を聴いてみたりなど、生活習慣や勝手が分からないので、落ち着いて日常的な行動もしづらくなります。場合によっては、早く寝るご家庭もあります。それだけに、行ってみてもつまらないというような思いをする方がとても多いようです。
■姑と不仲であり、いじめや嫌味がある
これは世の中で常にいつの時代も起こっているようなことなのですが、やはり嫁と姑の関係は悪化していたり、それによっていじめられることもあったり、嫌味を言われることは、旦那の見ていないところで主に行われます。男性同士であれば、すぐに喧嘩が勃発してしまいますが、女性というのは特にしゃべることで解決したり、いじめをしたりする傾向にあります。事実そう生きてきた方は多いです。それだけに、大人になればやることはとても陰湿になります。旦那は女性社会で生きたことはないので、ここに中々気づくことが難しい場合があります。
■とても気を使う
旦那の実家に行かない嫁の心理は気を使うということもあります。「どうぞ、気を使わないで」といわれたとしても、やはりマナー的にしつけられている方であれば、いわれたとおりに落ち着くことなど困難です。それに、料理のお手伝いだったり、何かしら姑との世間話だったりなど、やることは自宅に居る以上にたくさんあります。反面、旦那がフォローを入れないということなんてよくあることです。それだけに行かない嫁は年々増加傾向にあります。特に現代は個人を重視する時代ですので、おかしくもない動きなのです。
■汚い
男性が育った家庭、女性が育った家庭、これらでは圧倒的な衛生の概念も違います。特に男性が育つ家庭というのは、非常にやんちゃな子供であることが多く、女性に比べて自宅を汚してしまいがちです。次第に、母親はそれになれて、不潔にも耐性がついてくるのですが、このあたりの価値観の違いや衛生の違いによって、行かない嫁は多いようです。確かに自分が本気で汚いと思うようなところは、一刻も早く脱出したい気持ちでいっぱいになると思います。
■過干渉がつらい
旦那の実家に行かない嫁はほかにも、せっかく自立して頑張っているのに、過干渉なせいで余計なお世話なことをされてしまったり、自立心を完全に阻害した行動や、姑が完全に子供に見ているような行動に不快感を覚えます。また、これが本気でつらい方も多く、その心理というのは何も間違っているところはありません。反面、旦那はそれに甘えてしまったりしているので、それを見てモヤモヤしている世の中の嫁サイドの方は多いのではないでしょうか。
■居場所がない
旦那の実家に行くとなると、実際には居場所がないということはよくあります。これまた旦那が本来は解決すべき問題なのですが、フォローを入れてくれなかったり、何なら姑のことを味方しているケースも少なくはないので、嫁にとっては完全に居場所がなくなってしまうわけです。これでは行きたくないというような心理状態になってもまったくおかしくはありません。結婚は親との絶縁状という言葉がありますが、まさに男女が自立して世の中で暮らしていくというのは双方ともにそうなのです。
旦那の実家に行かない嫁が増えてきている
さて、見出しから考えてみると、旦那の実家に行かない嫁というのは、最近は認められてきている傾向にあります。これまでの考え方だと、お盆や正月に帰省するのは当たり前で嫁も旦那の実家にということが、世の中の常識かのようになっていましたが、それも過去の話です。その理由について考えてみると、やはり嫁側が姑からいじめられたり、嫌味を言われたり、帰省しても気が休まらないというようなことが多いようです。そもそも、帰省する意味を考えてみると、自分の故郷に帰って、親が安心できるかどうかというような意味合いが含まれております。嫁というのは、結婚しても大抵の姑からの扱いは他人です。最初は仲良くしようと心がけても、最終的に不仲になってしまって、近寄りづらかったりすることが多いようです。これらの意味から考えてみると、旦那の実家に行かない嫁というのは問題ないものであり、むしろ拒んでいるのは姑側なので、理屈としては通っております。むしろ、本当に大切だと思えるような姑であれば、常識など問わずに「おかあさん元気ですか」というようなLINEやメールだったり、言われなくとも帰ります。
ここまで書いたことは、大半の嫁側の方が当たり前に思っていることです。そして、帰省の意味から考えても不仲であるような場合は非常にナンセンスな行為です。ちなみに、筆者レベルのお話をさせてもらうと、筆者の母親はそれなりの年齢で、古い考えの下で育っておりますが、常識にとらわれないタイプの人間なようで、まさに旦那の実家に行かない嫁になっております。特に現代の若い方であれば、そういったことに気負わなくても大丈夫な時代になってきているので、行きたくないと思っているのであれば、意味もないので、行かないほうが良いです。
旦那の実家に行かない嫁がやるべきこと
さて、これを見て旦那の実家に行かない嫁として、今後動いていこうとするかもしれません。中には旦那に反対されるかもしれませんが、そういった場合にはしっかりと話し合いで解決してください。そういうのも、旦那は旦那で育った環境や身につけられている常識などがあります。悪気なくそれに従っていたりするのですが、内面は旦那の実家ではいじめだったりが起こっているわけです。このあたりは、特に感情的になって話す嫁側の方は多いですが、とにかく落ち着いて話しましょう。考えてみると、自分の親を悪く言われてとてもいい気持ちになる方は、世の中にとても少ないです。それだけに、なるべく旦那を刺激しないように現実的な解決策をお互いに考えていくことが必要です。主に旦那は、起こっている問題を把握してないことはよくあります。冷静に話せばそうだったのかと気づけるところを、わざわざ喧嘩腰で話すと状況は余計に悪化してしまいます。旦那の実家に行かない嫁は現代的にもありなので、世の中の傾向を教えながら是非とも、自分の旦那と嫁は話し合ってみましょう。それでも旦那が折れてくれない場合は、妥協策を一緒に考えることも良いです。このストレス社会をうまく生き抜いて頑張りましょう。