Twitterを利用していると、電話番号を登録するというのが必要な場面が出てくると思います。そんな時に簡単に電話番号を登録することは危険なのではないかと思っている方、半分くらいはビンゴです。Twitterなどのサービスを利用する際には常に安全と危険を天秤にかけながら考えていく必要があるので、最終的な判断はどのようにしていくかというのはあなたしだいです。あくまでも今回書くことはほとんどのことが可能性レベルの話ですが、今後100%起こらないかと聞かれると、NOと言えるので、しっかりと目を通すようにしてください。
Twitterに電話番号を登録するのが危険かもしれない理由
まず、Twitterに電話番号を登録すると、もちろんデータベースにその電話番号が載っております。そして、それらはしっかりと厳重に保管されていることがほとんどです。しかしながら、Twitterといえど考えてみると人間の手で作ったサービスです。そこには必ずといっていいほどバグというものが存在しております。これはTwitterだけに限った話ではありません。ちょっと表示がおかしくなるというようなものもあれば、場合によっては個人情報が漏れてしまうというような脆弱性もまだ発見されていないものの、今後アップデートが繰り返されることによって、発生してしまうことがあります。また、手法は書きませんが、実際として電話番号の一部をTwitterを利用していて発見することなどもできます。そう考えた場合、危険であるといえるので、電話番号を安易に登録するというのは危険かもしれません。Twitterがとてもセキュリティ的に甘いサービスだと書いているわけではなく、この手の問題はあなたが利用しているサイトほとんどに起こっているのです。
また、Twitterに電話番号を登録することによって、危険と思われる理由はほかにあります。特に職場や友達などに内緒にしていて、登録することもあるかもしれません。場合によっては、趣味がバレたくないというようなこともあります。しかしながら、Twitterの余計なお世話な行動によって、友達かもしれないというようなリストに表示されてしまうこともあります。こういった別の意味での危険もありますので、それらを考えておく必要もあります。
Twitterを利用していて電話番号を登録すると、少ない可能性ながらもそれが流出してしまう危険性があるかもしれないということはお分かりいただけたかと思います。そこで「じゃあ電話番号の登録は危険なのでやめた」というのも、安易すぎる判断です。それはどんな理由があってかということで、それを書いてみたいと思います。
電話番号をTwitterに登録することで危険を回避できることもある
先ほど書いたとおり、電話番号を登録することは危険かもしれないということはあるものの、そのまた別の危険から脱出することもできます。例えば、アカウントの乗っ取りが発生した場合だったり、Twitterからの手違いによってアカウントが凍結された場合の解除に役立ったりすることもあります。今後あなたがTwitterを利用していてそれらの被害にあわないとは限りません。それなりにセキュリティの勉強をしていれば、その可能性は防ぐことはできるものの、それでも引っかかってしまう方も少なくはありません。
総合的な判断でTwitterに電話番号を登録するのは危険?
結局ここまでのことを読んでみて、どうすればいいのかと迷った方が多いと思います。そして、筆者個人的にはどうしているのかというと、電話番号は危険だから登録しないというよりは、個人情報保護の観点で登録しないようにはしております。やはり、友達にアカウントがバレたりするのは良く思わなかったり、場合によってはアカウントへの侵入を考えようとする方が居るからです。もし、凍結されたり、乗っ取りが発生したところで、ある程度の原因は個人で突き止められます。それに、凍結であれば、作り直せば良いだけです。ちなみに友達にバレたりするようなことを防ぎたいような場合であれば、Twitterのメニューを開いて、設定とプライバシー→プライバシーとセキュリティ→中段の見つけやすさと連絡先→電話番号の照合と通知を許可するをオフにすると、これらのアカウントがバレ手しまう可能性は低くすることができます。完全にというわけではありません。
そして、この世の中、やはりTwitterがどれだけ正論を並べようが、あなたの個人情報をしっかりと100%保護してくれるわけでもありません。残念ながらITの世界に100%はありません。プログラムやセキュリティを趣味なり仕事なりでやっていてよく分かる話です。一般向けにわかりやすく書いてみるならば、絶対に老朽化せず地震や津波に絶対に100%耐える家なんてものはほとんどないということが分かると思います。反対にあなたも個人情報を知らずのうちに流出させてしまっていることもあります。今回のTwitterへの電話番号の登録は危険かどうかということを皮切りに、セキュリティの勉強を始めてみることで、もう少し理解が深まるかもしれません。
正解というのはありませんし、筆者は現時点ではこうしているよというだけです。それに、Twitterの外部のリーク情報によると、アメリカの社員が平気で個人情報に触れるようなことを屋外でぺらぺらと喋っていたというようなことがありました。本当かどうかは分かりませんが、やはりこれらの杜撰な管理体制や、現時点での日本への対応などを見ているとどうも納得できない部分や信頼できない部分があります。これは個人的な意見で、あなたがそうすべきというわけではありません。これらのことを学んでみて、電話番号を登録するか、そして危険かどうか判断するかはあなた次第だということをお伝えしておきます。