自由研究で、アメリカのことを調べよう、自由研究なのにアメリカを調べろと言われた方に、今回は豆知識的なものを紹介してみたいと思います。もちろん、社会で習う政治的なものも書くことはできるのですが、あまりにも退屈であくびが出て、途中で誰もが逃げ出したくなるような話題になります。ある程度の自由さが確保されているのならば、自由の国と呼ばれているアメリカ人の性格や文化などを知ってみましょう。これで楽しく学ぶことができるはずです。そして、あなたも最後まで読みたくなるはずです。
自由研究向けのアメリカ人の文化、生活、豆知識
・アメリカ人は見栄っ張り!?
自由研究でアメリカのことを知りたいのであれば、まずは性格部分から知ってみましょう。アメリカ人というのは、意外とプライドが高い人が多いのです。どれくらいなのかというと、オンラインゲームなどをやっていればわかると思いますが、それらにはレベルというようなシステムがあります。それを高レベルに見せかけるような課金アイテムが販売されていることがあって、実際に売れるくらい見栄っ張りが多いです。こう書いてしまうと、ネガティブイメージになってしまうので、負けず嫌いが多いと自由研究には書いておきましょう。
・ハンバーガーではなくホットドックが主流かも
これはかもという程度のお話ではありますが、アメリカではハンバーガーをたくさん食べているイメージがないでしょうか。これは事実として間違っていないのですが、ホットドッグの屋台がかなり多く、食べている方も多いです。また、お店によってはお客さんを集めるためにホットドック1つあたりかなりのサイズで100円くらいで売っていたり、ホットドッグ評論家が居たりします。実際に筆者もアメリカで食べたことがありますが、日本では見ないようなサイズのものがあったり、安かったりするものもあって、おいしかったです。
・クリスマスにはクリスマスケーキはほとんど食べない
クリスマスの本場といえばアメリカで、ケーキも食べているんだろうなというのは日本ならではの妄想です。全く食べないというのも嘘になってしまいますが、アメリカはクリスマスになるとパネトーネというものがお店に並ぶようになり、1ヶ月近く前からそれらを徐々に食べるようになります。これはキリストの誕生を待ちわびているというような意味があります。自由研究でこのあたりを書くと、面白いと思われるかもしれません。ただ、見た目はクリスマスケーキよりはかなり寂しいです。見た目はほとんどパンです。
・クリスマスプレゼントは1つだけじゃない
自由研究のアメリカの話で、先ほどの話に興味を持つ方は多いので、もう1つクリスマスネタを書いてみたいと思います。それは、クリスマスプレゼントは1つだけではないということです。欲しいものリストを渡されて、とにかくこれに書いて渡してというようなことが習慣になっているようです。筆者も同じくクリスマスはアメリカで過ごしたことがありますが、遠慮して1つだけ書いて渡すと「正気か!?」みたいな顔をされたことがあります。もちろん、全部ほしいものを買ってくれました。
・刑務所に入っている半分以上の人が文字を読めない
アメリカのちょっと面白いというより、リアルな話になりますが、刑務所に入っている半分以上の方が文字が読めません。英語は話せますが、ちょっとチグハグだったりします。アメリカ人だから英語が読み書きできると思ったら大間違いです。また、身振り手振りのオーバーリアクションで伝えあっていた過去があるので、アメリカ人のリアクションが物凄いのはそのためです。自由研究にコミュニケーション文化の1つとしてこのあたりを書くと、先生やお友達にも興味を持ってもらえそうだと思います。
・小学生から体を鍛え始める
アメリカの人は筋肉質な人が多いイメージですが、それは実際に小学生あたりから体を鍛えるというような文化があるためです。もちろん、まったくしない人も居ますが、日本と比べるとその割合は結構多いです。日本では筋トレをやると背が伸びなくなるというようなデマが広がりまくっていますが、アメリカを見ていればそうではないことがお分かりいただけると思います。本当にそうだとしたら、今頃アメリカは小さな人だらけのはずです。自由研究ではなくとも、面白い話題だと思って、書いてみました。
・察することを知らない
例えば、今相手が悲しんでいるな、こういう返事をしてあげたらいいな、自分の考えはここで強く出してはいけないなというのは、日本独特の考えです。それらには察する、つまり、思いやるという文化が日本にあるためです。ところが、アメリカになると「言わなきゃわかんないよ!」というのが当たり前です。そんなことから、個人の考えをドンドン出します。ただ、これは傾向としての話であり、相手が言われたら嫌なことはさすがに分かっているので、理屈で詰めた話し方をします。多分、このあたりが日本人にとって合わないのかもしれません。日本は割りと色々なことをあいまいに考え、それが許される文化です。白黒ハッキリしようぜというのがアメリカの文化です。また、そうなると喧嘩になるのではないかと思いますが、口喧嘩のように個人までを否定したりすることはありません。また、根に持ったりすることは日本ほどはありません。自由研究を通して、ここまで深いことを知って頂ければ幸いです。
・肥満が多い理由
アメリカは大きな人が大きいですが、横に大きい人も多いです。それには食生活が関わっており、アメリカで比較的安く手に入るのは、炭水化物です。これが肥満の原因となっており、アメリカという国自体が真剣に頭を悩ませている問題でもあります。ただ、国民の貧富の差が大きいので、安易に炭水化物の値段を上下させることも難しいのです。そんなことから、健康ブームとして糖質制限やグルテンフリーなどがアメリカでは流行しております。自由研究のアメリカにおける食事のネタにぴったりです。
・大嫌いな人の成功を心の底より願う
自由研究の内容として面白い内容かもしれません。例えば、生きていれば好きな人、嫌いな人は誰でも出てきます。そんな人を目の前にした場合、どうすればいいのかということですが、アメリカの意見では、その嫌いな人の成功を心より願えといわれております。それはめぐりにめぐって、自分が幸せになるのです。日本でもやったことは返ってくると教えられることもありますが、大体はこのあたりと同じです。一般的な教えとして定着しているかどうかは分かりませんが、結構この考えを持っている方は多いです。
・時間にわりといい加減
自由研究でアメリカを知るならば、これも知っておきたいことです。時間には関してはびっくりするほどいい加減です。例えば、仕事で10時に集合ねなんて約束をしても、来る時間が12時くらいだというのは結構あります。個人を大事にするというような文化があるからです。下手すると、自分がお客さんで、電話をして約束を取り付けて、時間通りにこなくて、電話するとすっとぼけられることもあります。「んー?そんな電話知らないなー?」というような会話を交わした後、何事も無かったように電話がかかってきます。
・それだけじゃないいい加減さもある
アメリカに住んでいてちょっと面白いので、自由研究のネタとして書けるかどうかは分かりませんが、一応書いてみます。その家には火災報知器があるのですが、何事も無く普通に暮らしていて、ある日ベーコンを焼いているとその火災報知機が鳴りました。止めることに成功しました。その後、普通に色々なものを焼いていてもその火災報知機が反応することはありませんでしたが、また別の日にベーコンを焼いていると火災報知機が鳴りました。どうやらベーコンが気に入らないようです。それくらい物の作りがアバウトでした。