父の日が近づいてきておりますが、その中でも年々難しくなってくるのは、施設に居る自分のおじいちゃんや、実際に介護職員の立場から何かしらの父の日のプレゼントをする場合です。施設となると、渡せるものが限られてきたり、好まれるものも変わってきたりします。そして、結局何を渡せばいいのかと悩んでいる方に向けて、今回は片っ端からおすすめなものとその理由とセットで紹介してみたいと思います。また、施設といっても病院だったりする場合は飲み物や食べ物は避けておきましょう。
父の日のプレゼントで施設にいる高齢者にぴったりなもの
・ボールペン
父の日のプレゼントで、何かしらの施設で過ごしている場合は、暇つぶしに字を書く練習をしてみたり、ちょっとしたレクリエーションで絵を描くということがあります。そのようなイベントもあるような施設に居るような場合だったり、まだまだ座ったまま作業ができるという状態であれば、これをプレゼントしてみてください。なるべく名前の入っているものの方がたくさんの人が居る可能性もあるので、なくしてしまっても安心です。筆者も祖父にこれを渡したことがありますが、かなり喜んでくれました。
・写真
施設で過ごしている高齢者というのは、みんなと遊んでいる時でもふとしたときに寂しさを感じたりすることもあります。周りを見れば、みんな楽しげにやっていますが、やはり無いものねだりをしてしまったりするのが人間というものです。そんな寂しさの隙間を埋めてあげるために、父の日のプレゼントは孫との写真だったり、過去にこんなこともあったなと振り返ることができるものをアルバムなどにして渡してあげましょう。起き上がるのが難しい場合は、自動でスライドショーになるフォトフレームも案外役立ちます。
・好きなドラマなど
父の日のプレゼントで、施設向けとなると、懐かしいドラマだったりというのがおすすめだったりもします。高齢者にとって良い刺激になったり、みんなで楽しむこともできるので、実際に働いている職員の方だと、アンケートを取ってレクリエーションの1つとしてもいいかもしれません。傍から考えるとちょっとつまらなそうなイメージですが、みんなで見ることそのものが楽しかったりしたり、話題の1つとなって楽しめるので、こういったプレゼントも父の日におすすめです。なおかつ、女性サイドもアウェイになりにくいです。
・髭剃り
予算に応じて、電動なのか手動なのかは変わりますが、父の日の施設向けのプレゼントならばこういったものもおすすめです。ただ、すでに持っているという場合がほとんどなので、なるべく同じメーカーのものを前もって調査したりしましょう。男性ならばお分かりいただけるかもしれませんが、自分の肌にあった髭剃りの好みだったりがあります。もしくは、ちょっと視点をズラしてみてシェービングフォームというのも中々喜ばれます。消耗品の1つなので、いくつかあると安心です。
・肩こり解消グッズ
意外と施設の方が悩んでいるのは肩こりだったりします。そういうのも、若いころに比べて動かないことで、体の筋力や代謝というのは自然と落ちてきてしまいます。そうなってしまったらどうなるのかというと、肩こりを抱えやすくなります。ちなみに筆者も、1年くらい動けない状況がありましたが、その時はこれらの現象にかなり悩まされました。ただ、高齢者に動き回れというのも難しい話なので、このあたりに着目した、肩こりを解消できるようなグッズをプレゼントしてみましょう。
・介護用シューズ
父の日のプレゼントかつ施設となれば、これも喜ばれます。介護用の使いやすいシューズがネットでも販売されておりますので、それをプレゼントしましょう。また、長距離歩くことが目的として作られているわけではなく、クッション性などが重視されていることから、磨耗してしまうスピードも一般的なシューズに比べて速いです。そんなことから、すでにあったとしても予備として持っておくことで、安心できます。常に家族がついているわけではなく、自分で買いに行くことも難しいので、替えがあると心強い場合が多いです。
・お茶
ここはコーヒーと紹介したいところですが、施設に入っていたり、高齢者だったり、そこが病院だったりすると、コーヒーのプレゼントは難しくなります。理由としては、高齢者にコーヒーは胃の負担がちょっと大きすぎるからです。カフェインだったり、酸味だったりで胃が荒れてしまう可能性がありますので、なるべくお茶だったりをプレゼントするようにしましょう。その中でもウーロン茶だったり、麦茶だったり、いつも使っている物よりグレードが高いものだと、よりプレゼントらしくなりやすいです。
・ご飯のお供になるもの
施設で暮らしている場合で、少しは動けるという場合もあると思います。そういった場合は、まだまだ食を楽しみたくなるものです。そこで、おすすめなのがご飯のお供になるものです。実際におじいちゃん本人の食の好みを把握しているのであれば、塩辛だったり、佃煮だったりは、重宝しますのでおすすめです。やはり食べる方はとても元気なので、なるべく元気に長生きしてもらうためにもこういったプレゼントはおすすめです。
・靴下
ありがちすぎると思ったり、あまりにも無難すぎるのではないかと思うかもしれませんが、施設で過ごしている場合には父の日のプレゼントとして、これが思ったより喜ばれます。その理由として、今のシーズンはほとんど夏ではありますが、すでにエアコンなどが稼動している場合は、上半身はそれに適応していても、足がかなり冷えやすくなります。そんなことから、靴下は施設の方には重宝されるので、自分のおじいちゃんにプレゼントする場合や、職員からというような場合にでもおすすめです。
・野菜ジュース
様々なサイトでは、アルコール系がおすすめされておりますが、あえてここでは筆者は野菜ジュースをおすすめします。実際にそれらをプレゼントするよりは健康的だからです。なおかつ、孫からという場合だったり、職員だったりしてもですが、ここから愛情は伝わりやすいです。そもそも施設だと飲めない可能性もあるので、なおさらこういったものが父の日にはおすすめです。自分の予算に応じて、どの程度のものを渡すのかということを決めましょう。
・脳トレグッズ
施設に居てもレクリエーションがあまりなかったりするような場合には、脳トレグッズが父の日のプレゼントにおすすめです。例えばの話ですが、脳をフル回転させて、解くというような問題ではなく、サクサク回答していけるような問題が一番、脳にとってストレスもなく楽しくやれるのでおすすめです。具体的には足し算引き算をどれだけすばやくできるかというようなものだと、簡単にできて楽しくやることができます。
・簡単にできる筋トレ器具
施設であるので、ダンベルだったりバーベルはもちろん難しいです。ただ、座ったままでも体を動かすことができるようなチューブトレーニングだったり、前腕を鍛えるような筋トレ器具も父の日のプレゼントにはおすすめです。少しでも体の一部を鍛えることで、食欲がわいてきたり、体の冷えも取れやすいです。これには動いたからお腹が減るというような単純な理由だけではなく、テストステロン濃度が高まったりするので、それによって少しでも活力のある生活に戻しやすいです。
・長寿に関するプレゼント
父の日のプレゼントで、自分のおじいちゃんというような場合におすすめです。職員の立場がプレゼントすると、反応が微妙になってしまうこともあるので、あくまでも孫という立場からです。やはり、施設に入るというレベルになると、少なからず自分の行く先について考えてしまい、悲観してしまうものです。ただ、孫からこういったプレゼントがあると、まだまだ頑張って長生きしようと思えたりするようです。筆者は無難なつもりで、祖父に渡したつもりが、最後まで大事にとっておいたくらいうれしかったようです。
・一緒に何かしよう
ここまで紹介した父の日のプレゼントというのは、実際にお金で買えるものではあります。施設に入っている高齢者のほとんどは、実はこのあたりの物欲というのは若い方に比べて少ないのです。それだけ達観しているということもあるかもしれませんが、なによりこういった実際の家族だったりのコミュニケーションに価値を感じるのです。お金で買うことができない父の日のプレゼントです。そんなことから、実際にあなたが孫の立場であるのであれば、一緒に食事をしたりして父の日を過ごしてください。