お天気も良く、バーベキューをしようと思っている方で、u字溝(ゆーじこう)を活用している方を見かけます。しかし、それってよく考えてみると、危険なのではないかなと心配になってきているために、しっかりと解説してみたいと思います。すでに使っていたり、使おうと思っている方は、ここで結論を書いてしまえば、バーベキューで使うのはかなり危険です。それはなぜなのかということについて、色々と解説してみたいと思います。
バーベキューにu字溝はなぜ危険なのか
さて、なんとなくお察しのとおりですが、バーベキューにu字溝を使うことは、先に書いてしまうと危険です。そもそもは、排水溝として使っていたり、水路の確保のために使われたりするものです。そんなことから、熱に耐えられるようには作られておりません。また、多くの場合、u字溝はコンクリートで作られており、これが耐えられる温度というのはおよそ200℃程度になっております。炭は800℃~1000℃にまで温度が上がってしまうため、この時点で何かしらの問題が起こってくることになります。なんとかバーベキューを終えたとしても、次は水をかけて冷やそうと思ったり、放置したりして冷ますかもしれません。しかし、筆者の体験や、周りの体験からもですが、この時点で運が悪ければ爆発してしまいます。結構な勢いで飛び散ってしまうので、子供がいる場合どうなるか考えてみると、かなり冷や冷やしてしまいます。さらに、丁度よくお肉や、焼きそばを焼いている途中、炭を投入して火を改めて起こしている途中などは、特に体がu字溝に近づきます。その時点で爆発してしまわないとも限りません。原理としては、熱で膨張したり、水分の関係で、いきなり割れたり飛び散ったりする可能性があります。
他にも、バーベキューをするということは、外が暖かかったりするかもしれませんが、途中で天候が悪くなったとします。そんな時にバーベキューでu字溝を使っていると、本当に危険な目にあうことになります。筆者の体験や、その周りの体験だけではなく、ネットで調べてみてもu字溝をバーベキューに使用していて爆発してしまったという話を結構見かけるので、u字溝を使うのはやめておきましょう。「パンッ!」と結構すごい勢いで割れることもあります。
あえてそんな危険を承知しながらも、バーベキューでu字溝を使う方も居るので、チャレンジャーな方で、大人が使う場合で参加する人全員が承知の上でならばいいかもしれません。また、何かしらの工事をするような業種の方であれば、余っていたり、手に入れたりする機会があるかもしれませんが、よほどの専門知識がない限りは危険なのでやめておくべきです。とはいえ、危険危険と言われて、チャレンジしたくなる男の精神は筆者もわかるので、強制はしません。ここまで書いたことは、なんとなくあたまの片隅に置いておいてください。
バーベキューにてu字溝を使う際に危険じゃなくする方法も!?
どうしてもバーベキューでu字溝を安全に使いたいのであれば、耐熱塗料を塗ったり、特殊な混ぜ物をすれば、前述したような危険性を避けることが可能かもしれません。周囲は耐熱のもので覆ってみたりなどの工夫もあります。しかし、このあたりについては検証されていないので、信じるかどうか、実際に試すかどうかなどは、専門の方たちの話を聞いてからにしたほうが良いかもしれません。筆者なりにちょっと思いついたことを書いてみたので、完全に鵜呑みにしないようにお気をつけください。基本的にu字溝をバーベキューで使うのはおすすめしません。
u字溝はバーベキューに使うのは危険とわかったところで
危険と書いてみたところで、試したくなる気持ちもわかりますが、本当に試すならば、自己責任の範囲でお使いください。特に子連れの方で、わざわざ写真まで添付して公開している方を見かけるので、毎年のことながらやって、いつか危険な目にあってしまうのではないかなと冷や冷やしていたりもします。そんなことよりも、u字溝を買う値段だったり、そのあたりの耐久性モロモロを考えるのであれば、七輪やバーベキューコンロを買った方が、安いかなとも思っております。特に七輪であれば、一般的なu字溝を買うよりも半額の値段で購入することができます。さらに、u字溝を使うとしてもですが、火と網までの距離が長すぎて、場合によっては使い物にならなくなったりしますので、工夫が必要だったりします。色々考えていると面倒だったりするので、やはり七輪が最強です。
他にも注意しておきたいことですが、バーベキューをするときに、たまに自宅のコンクリートの上で炭を直で置いている方を見かけます。u字溝と同じように、そのまま地面において使っていたら、ものすごい勢いで割れてしまったり、それが飛び散ってしまうこともあります。u字溝だけではなく、コンクリート系のもの全般は熱が通ると、そうなってしまうことがあって危険なので本当に気をつけてください。意外とこのあたりも知らない方が多かったりするので、念のために書いておきました。