勉強していると頭痛が発生する、その対処をするには糖分補給がかなり有効であるというようなお話をよく見かけます。ただ、大半の場合はそれは有効ではないケースが多々あります。原因を見つめてみればよく分かる話で、勉強と頭痛と糖分の関係について知りたい方、頭痛をなるべく軽減したい方には今回はほとんどこれで解決しやすいだろうと思います。糖分補給でむしろ頭痛が引き起こされる可能性があるということも知ってほしいので、これからそれについて紹介した上で、実際にあなたはどのような行動をすればいいか書いてみます。
勉強の頭痛が糖分で引き起こされるかもしれない理由について
私達日本人は、普段の食生活においては炭水化物こと、糖分をメインエネルギーとして生きております。そして、それらを摂取することによって血糖値が上がったり下がったりを繰り返します。これが食後に眠くなる理由でもありますが、それを当たり前のものだと我慢して生活していると少ないながらも、体にはストレスが溜まります。勉強をしているならばなおさらそうです。気づかないうちにそういったことがあったり、実際に糖分で血流が良くなりすぎて片頭痛にまで発展してしまう可能性があります。糖分は体にとって悪いものではありませんが、使いどころを間違えると良くありません。実際にどのような方法でこれから対処していけばいいのかということについて書いて行きたいと思います。
勉強の頭痛を糖分以外で解消する方法と豆知識
1.自分の頭痛のタイプを見分ける
頭痛にはいくつかのパターンがあります、筋肉が緊張して血流が悪くなったりした結果、痛みの物質が流れ出すことになります。これは緊張型頭痛といわれており、9割の方が体験するタイプの頭痛です。ここに糖分は全く関係ない話です。残り1割は、片頭痛、群発頭痛と言われております。見分け方は簡単で、立ち上がったり、運動をしたりすることで痛みがかなり増してしまいます。理由としては、血流が良くなりすぎて、脈打つような痛みが現れます。場合によっては吐き気もあります。これまた糖分は関係ないとお分かりいただけたかと思います。また、対処の仕方によっては悪化させることもあるので、下記のパターンで対処してみてください。
2.パターン別の勉強で起こる頭痛の対処法
緊張型の場合:これに当てはまった方は、なるべく体を動かすような習慣を身につけたり、お風呂に入ったり、マッサージが有効な場合があります。筋肉がかたまっているので、改めて動かしてやったり、温めてやることで解決する場合があります。そういった意味では、応急処置として、目にホットタオルを置いたりして休めるのも有効です。この場合、どうしても対処が難しい場合はロキソニンやカロナールに頼るのが良いです。体の負担が少ないカロナールがこの場合は最適です。
群発、片頭痛の場合:この場合は、上記の頭痛と違って、全く正反対の対処が必要になります。まずは、部屋の照明などを消すなどして静かな場所で安静にしておきましょう。そして、応急処置としては、こめかみのあたりや目を冷やすことが大事だったりもします。間違っても風呂やホットタオルは痛みを助長させてしまうだけなのでやめてください。そして、コーヒーを1杯程度飲むようにしましょう。血管の収縮があるので、頭痛も若干楽になります。市販や処方されるようなカロナールやロキソニンの頭痛薬は効かないことが多く、医者もこれを理解していない可能性もあります。
3.食生活をちょっと変えてみよう
さて、これらが分かれば、生活習慣はちょっと変えてみましょう。具体的には寝る前以外の糖分の摂取はカットしてしまうか、ダイエットを始めましょう。そうすることによって、勉強前後の眠さやストレスを防ぐことが出来ます。特に勉強に取り掛かるまでに時間がかかるという方は、糖分がそういったメンタル作りを邪魔している可能性があります。また、勉強前の糖分の摂取を控えることで集中もしやすくなります。その他の栄養素で補ってください。糖分だけ控えればいいのです。
4.勉強の不安を無くそう
勉強をしているときのストレスの要因として、理解に時間がかかったり、勉強そのものにふなれだったり、そういったことが原因で起こる不安だったり色々あります。そんな場合は、なるべく友達や先生や、親などに聞くなどしてしっかりと勉強中の不安をなくすようにしましょう。そういった心がけ1つでもちょっとずつではありますが、頭痛の要因を減らすきっかけにもなってくれます。
5.糖分の摂取を控えるメリット
糖分の摂取を控えることによって、まずは心身ともに集中しやすい環境が構築されます。糖分はいかに勉強にとって邪魔をしている存在であるかということはお分かり頂けたかと思います。なるべく日常的に控えるのが良いですが、そうもいかないことがある場合はなるべく夜にまとめて摂取するようにしたり、それ以外は少なめに摂取するといったような心がけで頭痛が軽減しやすいです。ただ、完全に控えることによって、糖分エネルギーから脂肪へのエネルギー回路に切り替わります。これによって、空腹を感じにくくなり、勉強に集中しやすい体を構築しやすくなるというメリットがあります。
6.そうかといって糖分は悪いものではない
扱いがかなり難しいのが糖分です。それが原因となって、頭痛に発展しているということを知っている人は医者を含めかなり少ないのが現状です。糖分は実際には眠りを深くしてくれる効果もあります。ただ、勉強前は眠るタイミングではないので、控えましょうという話です。こういった心がけ1つでも、自分の生活環境までも自由自在に操りやすくなります。また、人間は本来糖分メインで生きている人間ではなく、脂肪とたんぱく質を狩りによって得ていました。
例外として、勉強中の頭痛が糖分で起こる場合
これは、勉強している方なので大半はあてはまらないかもしれません。筋力トレーニングなどを毎日、限界を感じるパワーで行っており、それで体から糖分が急速に失われて頭痛が起こるという話もない話ではありません。ただ、そこまでやれば、恐らく勉強に集中する事が難しいレベルです。たまに部活動で本気でトレーニングしている方も居たり、日常的なワークアウトを行っている人も増えてきました。そういったケースもあるということで、大半は心配することは無いと思いますが、こういったケースもあるかもしれないし、お読みの方にこれが当てはまっているケースも稀ながらにあるのではないかと思い、念のため紹介してみました。