ダイエットをある程度終えて、維持期にそろそろ入った方も多いかもしれません。そんな中でチートデイは行って良いのか、行うとしても食事内容はどんなものが良いのかということについて解説してみたいと思います。また、人によっては減量明けの自分へのちょっとしたご褒美としてチートデイを行ってもなぜかこのタイミングで失敗する人も多いです。いくつかそれにも理由があるので、維持期におけるチートデイの考え方やアレコレを解説してみたいと思います。筆者の体験なども含まれておりますので、今後の参考に役立てて下さい。また、信憑性という意味で、どんな筆者が書いているか中盤あたりで体型を公開しておきます。
チートデイの維持期には体の余計なおせっかいな機能に要注意!
せっかく理想体型になったので、ちょっと羽目を外してチートデイと行きたいところですが、体にはちょっと余計なおせっかいな機能があります。これはいわゆるホメオスタシスというもので、日本語に直すと恒常性です。減量そのものは自分の体にとって本来は自然な状態ではないので、これにそろそろ脳や体も気づいてきてあらゆるシーンから栄養素を蓄えるようになります。カラカラに乾いた雑巾にこれから水分を与えようとしているようなものです。その結果割れた腹筋でも消えてしまいやすくなったり、薄っすらしてしまったりということもあります。出来れば維持期ではチートデイは無しにした方が確実です。そして、ダイエット食も今までどおり行うことで、その週間が体に染み付くので、太りづらい体質になりやすくもなります。少なくとも3ヶ月は維持するようにしてみましょう。色々と説はありますが、ボディビルダーの体型が1日くらいしか保てないというのもこれらの理論があってのことです。さて、それだとチートデイは維持期においては行うなと言っているのかというとそうでもありません。やり方さえ間違えなければ、チートデイは行っても良いです。何でもかんでも食べるタイプのようなものではなく、食事はある程度考えたチートデイを行えば良いです。その一例として、どんな内容がおすすめか、筆者なりに紹介してみたいと思います。
維持期のチートデイの食事内容について
これから紹介するものはあくまでも一例です。なるべく自分にとってストレスの少ない方法や、これならば安心して出来そうというものを選ぶようにしてみてください。また、行った後も維持期なので体重・体脂肪については慎重に観察するようにして下さい。
■炭水化物のみのチートデイにしてみる
通常のチートデイでは、炭水化物も脂質もOKだったかもしれません。しかしながら、今を考えてみると、もちろん維持期です。冒頭で説明したホメオスタシスという機能が栄養素を気にしないチートデイにしてしまうとガンガン体が栄養を蓄えるようになるので、なるべく脂質をなしにした、炭水化物のみのチートデイを行うようにしましょう。おにぎり、ジャガイモ、和菓子、グミ、うどん、そばなどです。すでにカーボアップじゃんと思う方も居るかもしれませんが、まさにそんな感じで行うようにしてみてください。なるべく脂質はなしの方向でいくようにしてください。一度リミットが外れると後からが大変です。お菓子などをバリバリと食べたいところだと思いますが、それはしばらく経ってから行うおようにしましょう。
■焼肉でチートデイ
維持期において焼肉は非常に役立ちます。恐らく腹筋が割れたり、かなりスリムな体型を保っている方はたんぱく質を中心に摂取してダイエットを行っていることだろうと思います。そんな方であれば、焼肉でチートデイを行ってみましょう。ここではタレ、ドレッシング、白米などは食べたり使ったりしないようにして、後は自由に食べるようにしてください。念のためであれば、最初にキャベツを食べておいたり、脂質の少ない肉で小腹を満たしておきましょう。あとは、好きなように脂質は気にせず肉は食べてもらっても良いです。思いっきり脂質バリバリの食事をしてやろうと考えても、体は減量になれているのですくにお腹一杯になったり、体は摂取でききれません。筆者はこれで維持期を乗り切ります。
■減量食を倍食べてみる
なるべくチートデイは導入しないほうが良いということに賛同している方であれば、減量食をそのまま増やすだけのチートデイにしてみても良いです。あえていつもよりカロリーを増やしてみたり減らしてみたりと1週間の中で変化をつけるのはとても良いことです。毎日毎日同じ食べ物ばかりだと体や精神がいずれ限界が来てしまいます。食べるものはこれまでの食事を気持ち倍量にしてみるくらいのつもりで食べてみましょう。そんな種類のチートデイもあります。筆者は食べるものがこれだとチートデイはむしろなしがいいかなと思って、あえてやらなくて済んだりすることもあります。
■一食しか食べない
これはメンタル的な話になりますが、なるべくチートデイを維持期で行わないというスタイルの方であればこんなチートデイもありです。筆者はなるべく維持期で行わないようにしてみようと思っていましたが、どうしてもたまらずにその時アイスを食べてみました。もちろん一食のみです。これが良い刺激になったのかは分かりませんが、体脂肪がさらに減少するようになってとてもれうしかったです。基本的には行わずもうダメだと思ったら、こんなチートデイを行ってみるメンタル運用は案外ストレス軽減になります。
■人口甘味料でチートデイ
最近はとても便利な人口甘味料を使った食べ物などが増えております。それでチートデイを行っても良いです。維持期にはとてもうれしい存在です。これで体脂肪が増えるのではないかと思うかもしれませんが、筆者はダイエット中にこの手のものを食べていても特に影響のあるものではありませんでした。そもそもの意味で健康を気にする方にはおすすめできない内容かもしれませんが、このような方法もあるということで頭の片隅に入れておいてください。
■たんぱく質ばかりのチートデイ
たんぱく質系の食事を大食いしたことはあるでしょうか。これまでの減量食ですでに食べ慣れているかもしれませんが、特にササミなどを1日中食べまくるチートデイもあるということでこれまた覚えておいて下さい。翌日の体重はこれで筆者はむしろ減少傾向にありました。とにかく食べたい衝動を減らしたい方には取り急ぎおすすめの方法でもあります。
こんなチートデイは失敗した、筆者の過去
とにかく頑張った減量明けで、さっさと脂質も炭水化物も気にせずチートデイを行いたいところですし、これを行った方も居ると思います。筆者のような大食いの方であればこんなチートデイは失敗するのでやめておくようにしましょう。ある程度栄養素を考えた食事を行うようにして、たまに先ほど紹介したものを維持期で食べるようにしてみるのが良いです。また、一回リミットを外してしまうと再度エンジンをつけるのにちょっと時間がかかってしまうこともあると思います。翌日の炭水化物の欲しさもダイエット中のチートデイより大きくなります。これさえ守れたら、基本的に成功すると思うので、チートデイを維持期で導入してみようと思う方はお試しください。