大晦日に掃除をしなさいと言われた方でそれって意味があるのと思った方、今回は大晦日の掃除の意味について分かりやすく書いてみたいと思います。冒頭で結論じみたことを書いてみると、大晦日そのものに掃除することには意味はありません。こう書いてみるとちょっと分かり辛く語弊があるので、今回は掃除そのものが意味するものや、正月に何が起こるかということに着目して頂きながら大晦日の掃除について書いてみたいと思います。
大晦日に掃除する意味は正月を迎えるため
上記の一文を読んで、何が何だかと思った方のためにまずは正月は何が起こるかについて着目してみましょう。一般的には福を呼ぶ神様が来てもてなすイベントが正月です。それにあたり、汚れたままの家だったりすると神様に対して失礼です。分かりやすく書いてみると、目上の人が来るのに掃除をしないまま家に呼び込むというのはちょっと失礼な感じというのがあると思いますが、それと同じです。また、掃除することは浄化をあらわします。これによって、神様に対してここは掃除をすることによって悪いものなどを一切取り払って、来てもらう準備はできてますよというアピールになります。そういうことがあってか、大晦日に掃除をするという意味があります。ちなみに、掃除をしないとどうなるのと言ったこともあると思いますが、もちろんあまりよくない出来事が新年から起こると言われています。そういうよりも、何か悪いことが起これば、大晦日に掃除しなかったからなのかなと自分で思ってしまうこともあり、大晦日には掃除をするという方も多いです。また、昔からの考え方では大晦日の掃除の意味においては神事を行う準備としての意味もありました。これは現在においては大晦日ではなく神社が、煤払いを始めますがこれと全く同じ意味です。煤払いの意味については、いつもは掃除しないところまで綺麗にするという意味があります。大晦日の掃除のことを指したりすることもあります。
大晦日の掃除に意味があってもダルい
大晦日の掃除に意味があったとしても、掃除はだるいと思う方、冒頭で述べたように大晦日に掃除をしないといけないわけではありません。大晦日を目処に掃除をすることそのものに意味があり、神社に置いては12月13日に行うところが多いようです。神社は自宅ではないので、掃除する範囲が広かったりすることからこの時期に設定されています。ただ、こんなに早くやってしまうと大晦日にはまた汚れてしまうのではないのかと思ってしまうかもしれません。それもごもっともな考えですが、そういったことを避けるために大晦日に向けて掃除を少しずつ行ってという日本の本気のイベントです。このことから、大掃除をするのは大晦日に始めるのは面倒だなと思う方は、これから行っても十分意味があります。そして、いざ大晦日になればちょっと掃除をするだけでかなり綺麗になります。また、何度も繰り返しますが、大晦日の掃除というのは神事です。これは、最高の出来事を神事においては指すことなのでどれだけ忙しくてもだるくても、やった方がいいことに変わりは無さそうです。
大晦日の掃除の意味と神様の関係
大晦日に掃除をする意味は神様と関わっているということはすでにお分かりいただけたかと思います。まず、神様というものは汚れたところがあまり好きではありません。しかし、掃除をすることで大晦日ではなくとも神様の加護が得られるとされているようです。また、何事もうまくいかないという人や重要なタイミングでなぜか邪魔されるという方も多いと思いますが、それは掃除が出来ていないからだとも言われています。よくよく考えてみると普段仕事や学校で綺麗にしていない人はだらしなく見えるほか、何をやってもさえていないように見えないでしょうか。これはやはり、掃除をしないことによって神様の加護が得られていないということになります。もし、この出来事に見覚えがあったり、もしかして自分もそうではないかなと思ったら今回は神様の加護が得られるかもしれないというところに意味を感じながら大晦日に掃除を行って、良い新年を向かえ、良い1年にしましょう。