南海トラフにおいて結構気にされている地域の1つとして静岡県があります。今回は静岡県民やその他の県民でも決して他所事ではないということを知っていただくために作りました。今回は静岡県の全域における最大震度、津波高、津波の到達時間について全てまとめております。また、揺れて街が水につかってしまってそこから復旧作業というわけにもいかないわけがあります。それらについて今回はしっかりと詳しく解説してみたいと思います。今回のケースは最悪を想定してすべて掲載しております。
静岡県の津波の高さや震度、到達時間を紹介
今回の津波到達時間を参考にするうえでの注意点としては、一般的なところでは最大津波の到達時間が記載されているのに対して、こちらは実際に影響が出る時間として記載しているため他のサイトよりは早めの時間設定になっております。
市区町村 | 津波高(m) | 津波到達時間(分) | 最大震度 |
静岡市葵区 | – | – | 7 |
駿河区 | 13 | 3 | 7 |
清水区 | 11 | 2 | 7 |
浜松市中区 | – | – | 7 |
浜松市東区 | – | – | 7 |
浜松市西区 | 14 | 5 | 7 |
浜松市南区 | 16 | 4 | 7 |
浜松市北区 | 1 | 198 | 7 |
浜北区 | – | – | 7 |
天竜区 | – | – | 7 |
島田市 | – | – | 7 |
富士市 | 6 | 3 | 7 |
磐田市 | 12 | 3 | 7 |
焼津市 | 11 | 2 | 7 |
掛川市 | 14 | 4 | 7 |
藤枝市 | – | – | 7 |
袋井市 | 10 | 4 | 7 |
湖西市 | 16 | 7 | 7 |
御前崎市 | 19 | 4 | 7 |
菊川市 | – | – | 7 |
牧之原市 | 14 | 4 | 7 |
吉田町 | 9 | 3 | 7 |
森町 | – | – | 7 |
沼津市 | 10 | 3 | 6強 |
熱海市 | 5 | 2 | 6強 |
三島市 | – | – | 6強 |
富士宮市 | – | – | 6強 |
伊東市 | 10 | 5 | 6強 |
御殿場市 | – | – | 6強 |
下田市 | 33 | 12 | 6強 |
裾野市 | – | – | 6強 |
伊豆市 | 11 | 4 | 6強 |
伊豆の国市 | – | – | 6強 |
南伊豆町 | 26 | 4 | 6強 |
松崎町 | 16 | 4 | 6強 |
西伊豆町 | 15 | 4 | 6強 |
函南町 | – | – | 6強 |
清水町 | – | – | 6強 |
長泉町 | – | – | 6強 |
小山町 | – | – | 6強 |
東伊豆町 | 14 | 4 | 6弱 |
河津町 | 13 | 4 | 6弱 |
今回利用した南海トラフの震度や津波の被害想定はこちらから分かりやすく抜粋したものです。各リンク、PDFなのでスマホやiphoneをご利用の方は、通信の消費にお気をつけください。
南海トラフ巨大地震の被害想定(第二次報告)
静岡県でもっとも怖いのは震度より津波
今回のリストから分かるように最も怖いのは津波であることがお分かりいただけると思います。御前崎にいたっては、原子力発電所があり、津波の到達時間も4分と短めです。津波高は何と19mほどの設定です。現在は津波に対して防波堤が対策されており、18m~22mほどの高さが設定されておりますが場合によっては微妙に足りない場合があります。そこからさらに4mほど増設しているようです。しかしながらまだまだ不十分であることは国も認めており、2017年の9月を目処に静岡県の原発の津波対策は完成するとのことです。それまでに南海トラフが来ないことを祈るばかりです。しかし、完成したとしても少し問題点があり、それは防波堤の薄さです。静岡県の御前崎の最大震度7という揺れに対して全面的に対処できるかどうかが課題となっているような気がします。無いよりはましという程度であり、他県での津波に対しては、世界一をうたっていたにも関わらず、実際に津波で決壊してしまった過去もあります。
南海トラフと思われる緊急地震速報を受信したら
静岡県の方の半数以上の方が注意しなければいけない点としては、南海トラフと思われる緊急地震速報を受信した場合です。これらの揺れで静岡県全体は恐らくパニックになると思います。外に出れば逃げる方や、猛スピードで走る車に、思った以上に倒壊した建物などがあります。これらに備えてしっかりと普段から避難経路をしっかり頭に入れておくことが必要です。基本的には高台に逃げるようにするべきです。また、南海トラフといえば大きな活断層が連なっているために、愛媛県や大分県、和歌山県あたりの震源によってれんどうするかのうせいがあります。これらの強い揺れが発生したと考えられて、静岡県ではまだ時間的な猶予がある場合はすぐに次の大きな揺れが来る場合に備えて予め高台に避難しておくということも重要です。これだけの行動力があれば実際の静岡県の地震による生存率というのはかなり上がります。特に地震が発生して強い揺れを感じた場合で、すでに周囲の建物の東海や津波の情報が広まっている頃にはお手持ちの携帯端末が使えなくなる可能性もあります。家族や友人と予めどこでどのようにしているかを打ち合わせておくことも必要です。決してオーバーな表現ではありません。
南海トラフにおける防災のために静岡県民は水を蓄えよう
一番怖いのが、原発のシナリオです。スーパーなどで手に入ることも多いのですが、手に入りやすいもので水はしっかりと確保しておくようにしましょう。今や2Lで100円だったりそれ以下だったりとお手軽に南海トラフに備えることは出来ます。そして、食べ物はなるべく軽めものにしておきましょう。持っているだけでも一苦労となってしまわないように、乾燥したお菓子でカロリーが取れるものや乾パンやクッキーなどといったものはかなりおすすめの防災グッズです。場所によっては衣類を多く使用することがあると思うので使い捨てのものも南海トラフに備えて準備しておくことが必要です。
静岡県民は生き残ったあとのシナリオも考えておく
もちろん、お読みのあなた一人が生き残ることで静岡県の復旧はかなり早くなります。また、避難生活では恐らく周囲の環境がガラリと変わるためにそれだけ防犯意識を高めておかないといけません。過去に起こった数々の震災では、地震をいいことによからぬことを考えている方も多く居ます。わざわざ他県から来るくらいなので、なるべく大人数で行動を心がけましょう。特に女性の方は家族単位で行動するようにしてください。気をつけておくことでもまずは、生き残ることに繋がります。また、これを知って大事な方が居るならばその方にも読ませたり、あなたの口から伝えてみましょう。