カット野菜は漂白剤で危険というのはウソである

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製造者の目線から

最近、なにやらカット野菜は次亜塩素酸ナトリウム、皆様に馴染みやすく簡単に書いてみると漂白剤を使っているから危険であるという噂で一部は持ちきりのようです。実際に工場で使っているかといわれると本当です。会社名こそ挙げることは出来ませんが、筆者も野菜加工の工場で働いていたことがあり、漂白剤で処理する工程を割り当てられました。しっかりとしたルールの下処理されているので大体の場合は安全です。例外として安全ではない場合もあるのでその部分だけが切り取られて拡大解釈されている可能性もあります。炎上させるためとしては好都合な話題ではありますが、実際のところどうなのかということを詳しく解説したいと思います。

製造者の目線から

製造者の目線から

カット野菜に対してどのように工場で漂白剤を使っている?

実際にあったこと、処理した過程を書いてみます。まずは漂白剤で工場の基準に沿った時間消毒します。そして、水で漂白剤を綺麗に洗い流すように指示されます。その後、冷却水で野菜の鮮度を保つためにしっかりとさせて、最後に脱水機にかけてパックするという工程です。人間がもちろん作業をするのでミスをする可能性はあります。たまにカット野菜が塩素の臭いがするというのはそのミスにあたっているからです。もしくは、先ほど説明した洗い流しの過程がしっかりしていないなどの原因があります。

安全なカット野菜を選ぶ基準は?

かなり神経質な方なら、実際に臭ってみて漂白剤のにおいがしないカット野菜を選ぶか、食品添加物の欄を見ることや工場に問い合わせることで解決することがあります。筆者は、そんな工場で働いていた過去がありながらも神経質になる必要は無いと考えます。皆さんがトイレや洗濯などで使っているのも工場で使われている漂白剤と同じです。少し使用した後に蓋を見てみるとなにやら白い粉のようなものが付着している経験がある方も居るのではないでしょうか。あれの正体は塩です。時間の経過と共に、塩と酸素に分かれるのが漂白剤です。さらにすぐにでも分解したいとなるならば60度~70度の熱にかけてやればすぐに分解されます。魚などに使われていることもあり、塩素臭がするのもそれですが安全に食べるための処置とも言えます。鮮度を優先するあまりにお腹を壊してしまったとなるとそれ自体がさらに危険な出来事です。加熱する前提もあるということから若干漂白剤を残したまま処理されることもあるので快く思われない方も居ると思います。何度も書きますが、時間の経過か加熱によって最終的には塩と酸素に分解されるので害についてはあまり考える必要はありません。不快になるレベルの臭いですと返品を求める必要がありますが工場の検査も年々厳しくなってきているので、塩ですら危険視している方ならば漂白剤で処理されたカット野菜は避けるべきです。また、漂白されすぎた野菜というものもあります。あまり見かけませんが、たまねぎを規定値の漂白剤で2分以上処理するとたまねぎが赤色などに変色することがあります。そうなると漂白しすぎで店頭にすら出されませんが、見逃してしまうパターンもあります。そのような野菜を見かけた場合には明らかに処理のし過ぎなので買わないことをオススメします。そこまでずさんな管理体制でもないので、見かけたとしてもレアケースです。

むしろ自宅でカットする方が危険なことも?

いたちごっこと言いますが、これを言い出すとキリがありませんが自宅で野菜をカットするときにも漂白剤以外の害があることもあります。まな板が有害物質であったり、包丁の鋼材で危険なものもありますし、まな板や包丁が安全だとしても使っている洗剤はどうなのかと考えているとキリがありません。今の食品衛生環境をどれだけ保ち、リスクをとりながらもどれだけ安全に食べるかということです。ノロウイルスにだって漂白剤は有効です。不衛生だとウイルスにやられる可能性もあります。それを使ったまな板で調理すればそれこそ工場と変わりがありません。それらをクリアしたとしても話が冒頭に戻るだけです。それでもなお、嫌だという方であれば恐らく外食もしないこだわりぬいた生活をしている方であり、調理器具にもこだわりを持った方だと思います。この時代カット野菜にはお世話になることも多いです。自宅で処理するより危険というより筆者はこれらのことからむしろ安全と言えますし、これだけしっかりしていると改めて分かったので未だにお世話になっております。


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