テレビでも放送されたガボン共和国ってそもそもどこにあるのか気になる方も居ると思います。位置的には中部のアフリカにあり、周辺にはギニアやコンゴ、カメルーンなど聞き覚えのある国などがあります。豆知識ですが、共和国とは君主がいない、つまり日本における象徴的な存在である天皇のような方が居ませんよということです。実際に身分による上下関係などありませんよというアピールでつけられることもあり、それも名ばかりというところが現状のようです。さて、本題の治安はどうなのか、食事についてはどうなのか、そもそも旅行できるのかなど今回紹介したいと思います。
ガボンでの極端な食事について
テレビで見るような食事の実態については実は本当です。現地では、イノシシや鳥などを狩って食べることが主たる食事です。それもそのはずで、土地の80%以上が実は熱帯林であり、ちょっとコンビニやマックに行こうぜなんて気軽に言えない土地です。ガボン料理は基本的には揚げるか焼くかのどちらかの簡単な調理方法になっており、栄養を素早く吸収できるような方法を工夫されて作られているようです。トマトやピーナッツもふんだんに使われており、パーム油がメインで使われます。近年においてはコンソメ味なるものが普及してきており、現地での生産が盛んです。マジーと呼ばれていますが、技術の発達によって少し食事については換わってきております。調味料としては、唐辛子が使われることもありますが滅多に使う人は居ないようです。昔から食べられている主食はキャッサバでありますが、それは何なのかというと簡単に表現すると芋のことです。土地の状態があまり良くなくて、茎を地面に挿すだけで簡単に造ることは出来るようです。しかし、これを食べるのには一苦労です。毒抜きを行うことが必要でありますが、生産の容易さや劣悪な環境化でも育つことからか食糧難に備えられるほど使い道があるとされています。そもそもは、ポルトガル人が食料としてガボン共和国に運んで爆発的にこの食文化は広がったとされているようです。その他としてはバナナや、トウモロコシが食事に採用されており、完全に栄養に特化したものがメインのようです。かなり意外だったと思いますが、それなりにしっかりとした食事もあります。
サンドイッチの屋台もあるようで、近年の主食になりつつもあるというかなり嬉しい情報です。色々な種類の食材を使っており、おいしく食べることが可能です。国内においても非常に安い価格で食べることが可能で、旅行する方にもうってつけです。さらには、過去にフランス人に支配されていたせいか、パスタを食べる文化もあるようです。幸いにも使える食材は多いので、こちらについても最近は広がりそうな勢いです。前述の通り、フランス人のおかげでサンドイッチも広がりましたがパンとしてはやはりフランスパンが使われることが多く、中心に切れ目を入れて食事するといったことが多いようです。
治安はどうか、旅行には適すか
現在においては国土全体について、治安はあまり良くないとされている状況です。人力車に乗っていた日本人男性が何者かによって危害を加えられて、帰らぬ人となってしまったのはつい最近の話です。また、イスラム国などの関係により攻撃される可能性があり、前述の日本人男性も何らかの形でそれに関わったものとされる見方もあるようです。広域レベルで見ると日本人男性などが結構な割合で被害に合っている場合が多いので渡航を控えるか、それなりの覚悟を持って行くことが必要です。しかし、周辺国に比べれば経済事情は良いものであり、それに絡んだトラブルなどは比較的少なめですがそれでも要警戒レベルです。これらのことから治安はあまり良いとも言えず、旅行にしてもハードルが高すぎるというのが現状です。特に海外旅行をする方は日本の感覚で行ってしまうとアウトなことが多いです。旅行をする際にはかなり気をつけてください。